
地上からは撮影できない写真や映像を撮れるとして人気のドローン。
数年前までは使用しているのは企業がほとんどでしたが、ここ最近は様々な価格帯のドローンが登場し、一般の人でも購入する人が増えています。
そして、空撮業者・一般の人が所持しているドローンはほとんどが「DJI」という中国の企業のもの。
DJI製のドローンであればネット内でも情報が多く、家電量販店やコストコでも販売されているので購入のしやすさも一番です。
- 1 ドローンは飛ばすときに免許がいるのか?
- 2 免許はいらないが申請はいる場合がある
- 3 申請は国土交通省と土地の管理人へ
- 4 DJI製のドローンを飛ばすまでの初期設定
- 5 DJI 「Tello(テロ)」|本格的な空撮でなければまずはこれから
- 6 DJI 「Spark(スパーク)」|本格的な空撮機に比べると安価だが性能は中途半端
- 7 DJI 「MAVIC PRO(マビック プロ)」発売当初爆発的人気だった折りたたみドローン
- 8 DJI 「MAVIC PRO2(マビック プロ2)」 カメラのスペック、持ち運びの良さ、種類の豊富さで人気のドローン
- 9 DJI「Phantom4(ファントム)」|空撮機の定番ドローン
- 10 DJI「INSPIRE2(インスパイア2)」|超高性能、超高額の業務用ドローン
- 11 ドローンの使用目的をはっきりさせて失敗しない購入を
ドローンは飛ばすときに免許がいるのか?
いらないです。
免許取得の他には講習やスクールなんかもありますが、意外と高額だったりするので、そのお金があるならまずはドローンの機体を購入したほうが有益という意見が多いです。
周りにドローンについて詳しい人がいるならその人に情報を求めてみましょう。(もちろん情報を得たなら何かお礼をするのが前提ですが)
免許はいらないが申請はいる場合がある
ドローンを飛ばすために免許はいらないと紹介しましたが、飛ばす場所によっては申請が必要になります。
申請が必要な場所をざっくりと言うと、
- 人が多い場所
- 人が集まるイベント会場
- 空港の近く
基本的にこれらの場所では申請なしでは飛ばせない、もしくは申請をしても飛ばせない場合もあります。
以下のDJIサイトに目安の飛行範囲がマップ上に表示されているので、気になる方はチェックしてみて下さい。
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申請は国土交通省と土地の管理人へ
ドローンを申請が必要な場所で飛行するには国土交通省へ許可を取らなければなりません。
国土交通省と言うと難しく感じるかもしれませんが、ネットで完結出来るのでパソコンの操作が問題なければ意外と簡単に終わります。
ただ、申請をしてから許可をもらえるまでに時間がかかるので遅くとも一ヶ月前までには申請を出しておきたいところです。
国土交通省の許可をもらったら次に飛行させる場所の土地の管理者にも許可をもらっておきます。
ただ、土地の管理者からの許可は必須ではないようです。
そしてドローンが発着する場所のみの許可だけで良いと言われているので飛行させる場所全てに許可が必要というわけではありません。
実はこの辺りのルールは今だに曖昧ではっきりこれがダメ!!というものがないのが現状です。
そのため、ダメだと思っていたことが良かったり、良いと思って飛行させていた場所がダメだったり、そんなことがお多いです。
とにかく周りの人に迷惑がかからないようにして、許可を取れるところは取るのが一番安全に飛ばす方法でしょう。
DJI製のドローンを飛ばすまでの初期設定
このページの最初の方でも紹介しましたが、空撮機を持っているほとんどの人が中国のDJI製のドローンです。
初期設定など最初は戸惑うこともあるかと思いますが、
- マビック 初期設定
- MAVIC 初期設定
- ファントム 初期設定
- Phantom 初期設定
このようなキーワードでGoogleやユーチューブで検索をすると情報が山ほど出てきます。
DJI製のドローンなら初期設定など戸惑うことがあっても情報があるので安心です。
これがマイナーなドローンの場合はネットで探しても情報はなかなか見つかりません。
情報量の多さは沢山の人が使用しているからこそのメリットです。
お待たせしました。
前置きが長くなりましたが、初めてドローンを購入する上ではとても大切なことなので長々と書いてしまいました。
購入しても飛ばせないじゃ意味がないですからね。
ここからはDJI製のドローンを価格や性能別に紹介していきます。
自分に最適なドローンを見つけてみて下さい。
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DJI 「Tello(テロ)」|本格的な空撮でなければまずはこれから
Tello(テロ)の特徴
- 定価12,800円
- 申請がいらない
- 価格が安い
他のDJI製のドローンと比較すると、とにかく小さくて安価です。
そのため、初めてドローンを購入する人、とりあえずドローンで空撮をおこないたい人には最適のドローン。
さらに機体が80gなので飛行させる場合も国土交通省への申請はいりません。(200グラム以下であれば基本的に申請はいらない)
ただ、あたり前ですが、カメラの性能はそれほど良いとは言えません。
以下テロのカメラスペックです。
- 静止画サイズ 2592×1936
- 動画解像度(最大) HD:1280×720 30fpsp
ここ数年でスマホのカメラの性能がかなり上がったこともありますが、テロのカメラ性能はスマホよりも良くありません。
手軽さという意味ではおすすめですが、カメラの性能を重視する場合テロは全くおすすめできないドローンとなります。
DJI 「Spark(スパーク)」|本格的な空撮機に比べると安価だが性能は中途半端
Spark(スパーク)の特徴
- 定価54,800円
- 申請必要
- 性能の良いスマホのカメラより少し劣る
価格はそれほど高くもなく、安くもなく中途半端。
元々カメラが好きな人からすると空撮機としては性能が物足りない印象です。
さらにドローンを初めて購入する人には価格が高いのも難点。
個人的な意見ですが、かなり中途半端なドローンだと思います。
私がおすすめのドローンを紹介する際はスパークはほとんど紹介せず、先に紹介したテロか、次に紹介するマビックシリーズがほとんどです。
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DJI 「MAVIC PRO(マビック プロ)」発売当初爆発的人気だった折りたたみドローン
Mavic Pro(マビックプロ)の特徴
- 定価129,800円
- 申請必要
- 人気シリーズの旧モデル
業務用とまでは行きませんが、高スペックで折りたたみ可能で多くの人に愛用されているドローン。
発売当初、在庫切れが続出した人気モデルです。
現在はマビック2という新バージョンが出ているため、発売当初よりは安く購入することが可能。
4k撮影可能で折りたたみができるので旅行では大活躍するドローンです。
ちなみにマビックプロには種類がいくつかあり、それぞれ価格や性能も異なります。
以下、マビックプロの種類別の簡単な特徴です。
- MAVIC AIR(マビックエアー):マビックプロよりも機体のサイズが小さい
- MAVIC PLATINUM(マビックプラチナム):マビックプロよりも羽の音が静か
DJI 「MAVIC PRO2(マビック プロ2)」
カメラのスペック、持ち運びの良さ、種類の豊富さで人気のドローン
Mavic Pro2(マビックプロ2)の特徴
- 定価162,000円~
- 申請必要
- 3種類の用途別のマビック2がある
2018年に発売開始したマビックの新モデルです。
旧型のマビックが爆発的な人気だったので、かなり話題となったドローンです。
旧型のマビックのスペックが上がったマビックプロ2とズーム機能を搭載したマビック2ズーム、さらには様々な機能を搭載したマビックエンタープライズと用途に分かれた仕様です。
- マビックプロ2:旧型からカメラスペック等が向上
- マビック2ズーム:ズーム機能を搭載したマビック(ズーム機能はついているがカメラのキレイさではマビックプロ2のほうが上)
- マビック2エンタープライズ:スポットライト機能や赤外線センサーが搭載された業務用モデル
価格はマビック2ズームが一番安く、マビック2エンタープライズが一番高額です。
DJI「Phantom4(ファントム)」|空撮機の定番ドローン
Phantom(ファントム)の特徴
- 定価159,000円~
- 空撮機の定番モデル
- 高性能カメラが特徴
空撮業者の中では定番のドローンです。
ドローンと言えばこのモデルをイメージする人が多いはず。マビックシリーズと比較してもカメラの性能が良く、空撮には最適です。
ただ、マビックシリーズと比較すると折りたたみが出来ない点では不便。
仕事に使う分には良いですが、旅行などの使用がメインの場合はファントムよりもマビックのほうがおすすめでしょう。
ちなみにファントムにも以下のように種類がいくつかあります。
- ファントム4プロ:ファントムのスタンダードモデル
- ファントム4v2:ファントム4プロの新モデル(カメラの性能は変わらず、羽のノイズ音などが改善)
- ファントム4アドバンス:ファントム4プロよりも安価だが障害物検知が弱い
正直カメラの性能が変わらないので一番価格が安いファントム4アドバンスがおすすめ。
障害物検知は場合によっては邪魔になることもあります。(より近くのものを撮影したいとき障害物検知で近くに寄れない場合があるため)
そのため、空撮業者の中でもあえてアドバンスを購入する人は多いです。
はじめてのドローンでより安全に配慮してドローンを飛ばしたい場合を覗いてはファントムアドバンスがおすすめでしょう。
ちなみに今現在(2018年12月)はファントム4シリーズが最新モデルですが、そろそろファントム5シリーズが登場すると言われています。
DJI「INSPIRE2(インスパイア2)」|超高性能、超高額の業務用ドローン
INSPIRE(インスパイア)の特徴
- 定価389,000円
- 申請必要
- 映画など本格的な撮影でも使用
空撮用ドローンとしては一番高額で高スペックなモデルです。
他のDJI製のドローンと比較して一番わかりやすい違いはとにかくカメラの性能が良いということ。
動画では4Kよりも大きいサイズの5.2Kの撮影が可能です。
ちなみにインスパイアは他のDJI製のドローンとは違い、カメラ(レンズ)が別売りになっています。
そのため本体価格(389,000円)と別途カメラ(レンズ)の価格がかかるのでかなり高額なドローンです。
ドローンの使用目的をはっきりさせて失敗しない購入を
DJI製のドローンは種類が様々で最初は何を購入したら良いのかわからないと思います。
適当に買ってしまうと失敗してしまうので使用する目的をはっきりさせてから購入するようにしましょう。
綺麗な写真を撮りたいのに価格が安いからと言って「テロ」を購入しても後悔することになるでしょうし、とりあえずドローンを飛ばしたいだけなのにファントムを買っても目的とは違い無駄な出費になってしまいます。
それぞれしっかりとした特徴があるので、自分にあったドローンを失敗しないように購入しましょう。